新卒で編集プロダクションに入社し、情報誌を扱う雑誌編集者の道へ。その後、情報ではなく「物語的なもの」を扱う仕事をしていきたいと考え、当社へ参画。レーベルの立ち上げから関わり、運営から書籍制作まで幅広く担当しています。ゼロから看板作品を生み出す面白さや、裁量の大きな環境について伺いました。

Q. これまでのご経歴、転職(入社)のきっかけ

新卒の時から「文章を届ける仕事」、特に出版関連に携わりたいと考えていました。最初は編集プロダクションに入社し、月刊のトレンド情報誌やムック本などの制作を担当。企画立案からライティング、撮影ディレクション、デザインラフ作成、校了まで、編集業務全般を一通り経験しました。

やりがいはありましたが、雑誌の仕事は瞬間を切り取る仕事であることに、少し寂しさを感じていました。元々「物語的なもの」を送り出したいという気持ちが強かったため転職を考えていたところ、当社のビジョンに「100人の人生を決定的に変える、或いは100万人の熱を生み出す作品を世に送り出す」というキャッチコピーを見つけたことで、元来ぼんやりと考えていた「刹那的な消費財ではなく100年後に残るかもしれない作品に携わる」という野心が輪郭を持ち、入社を決意しました。

Q. 現在の具体的な仕事内容

現在の業務は、大きく分けて2つあります。

一つは、新しいレーベルの「枠組み作り」です。編集部としてどのような作品を扱い、どう成長していくかという方針決めや、制作ルールの整備、コンテストのような新しい取り組みの企画・実行まで、レーベルの土台を作る仕事を担当しています。

もう一つは、日々の「書籍制作」業務です。まず、Web小説サイトなどで面白い作品やご一緒してみたい作家さんを発掘し、どうすればより多くの方に届けられるのかを考え、編集会議に提案します。コミカライズやその先の映像化といったメディアミックス展開も常に見据えています。

その後、作家さんに商業化のお話をさせていただき、Webに掲載されている内容を書籍1冊分としてどうまとめるか、キャラクターをより魅力的に見せるためにどう調整するか、といった「改稿作業」を二人三脚で行います。並行して、作品の魅力を最大限に引き出してくれるイラストレーターさんを選定し、カバーや挿絵の依頼も進めます。

誤字脱字をなくす地道な校正作業、デザインの発注、そしてSNSでの告知戦略など、読者に届けるための取り組みまで、編集者が一貫して携わっています。

Q. 仕事のやりがいや、面白いと感じる点

編集の仕事は、裏方であり、基本的にはすごく地味な作業の連続です。ですが、自分が「面白い」と信じたものが書籍という形になり、多くの読者に届いて「面白い」と共感してもらえる瞬間には、何物にも代えがたいやりがいを感じます。

見本誌が届いた時や、書店に自分の手掛けた本が並んでいるのを見た時は、それまでの苦労が報われる瞬間ですね。

特に、元々は文字だけだった作品にイラストが付いたり、コミカライズされたりして、原作の魅力がさらに増幅していく過程は本当に面白いです。原作者さんと一緒に「サイコーに良くなりましたね!」と盛り上がれる瞬間は、この仕事ならではの醍醐味だと感じます。

また、当社の編集部はまだ規模が小さいため、ボトムアップで色々なことを決められます。やる気さえあれば「こんなことをやりたい」と自由に提案し、新しい挑戦ができる環境も大きな魅力です。

Q. 入社後に感じたギャップ(良い点・大変だった点)

入社して感じたのは、予想以上に「裁量が大きい」ということです。私が入社した当時、ノベル専門の編集部員は私が初めてでした。それまではコミック編集者が兼務していたため、ノベルレーベルのルールや体制づくりなど、文字通りゼロから自分で決めていかなければならないことが多く、それは大変さであると同時に大きなやりがいにもなっています。

また、前職の雑誌編集業務とは異なり、主な取引相手が作家さんという「対個人」になった点も大きな違いです。作家さんと一対一で向き合い、一つのコンテンツをミニマルな体制で作り上げていく。そこには難しさもありますが、その作品が大きなヒットを生む可能性を秘めていると思うと、非常に面白いと感じます。

Q. 職場の雰囲気や、チーム(部署)の体制について

会社全体として、自由な雰囲気があり、社員に任される裁量が大きいと感じます。トップダウンではなく、現場から自由に提案できる「風通しの良さ」がありますね。

編集部内でもその文化は同じで、基本的に直属の上司と話をしてOKが出れば、すぐにプロジェクトを進められます。意思決定のスピードが非常に速いのが特徴です。

私が一人目のノベル編集部員でしたが、現在は経験のあるメンバーも徐々に増えてきています。今後さらに刊行点数を増やし、ジャンルも広げながら、レーベルの規模を拡大していける体制が整ってきていると感じます。

Q. 今後、挑戦したいこと、展望等

個人としても、部署としても、まずはレーベルの規模を拡大し、ヒット作を出していくことが最大の目標です。

そのために、私たち編集者自身の「自力」をもっと高めていかなければならないと強く感じています。単にWebで人気の作品をそのまま本にするのではなく、「どうすればもっと良くなるか」「どうすれば読者にもっと刺さるか」を深く考え、作家さんと一緒に作品をブラッシュアップしていく。そうした編集者としての存在価値を、目に見える形で示していく必要があります。

良い作品を作り、作家さんを育てていく。編集の本懐に向き合い続けることで、他社に負けない編集部を作っていきたいです。

Q. 一日の流れ

 

12:00
出社、メールチェック
13:00
作家さんとの打ち合わせ(基本はリモート。初対面の場合は対面を心がけています)
14:00
企画書作成などの事務作業
15:00
社内会議
16:00
デザイナーとの打ち合わせ(表紙や帯のデザイン、方向性など)
17:00
イラスト制作用の資料作成
18:00
原稿チェック、校正作業
21:00
コミカライズの監修、メールチェック
22:00
帰宅

 

Q. 応募を検討されている方へのメッセージ

当社はまだ新しい出版社であり、編集部もこれから大きくなっていくフェーズです。だからこそ、「何でも新しいことに挑戦できる環境」があります。

これからの会社の看板となる作品を、ゼロから一緒に立ち上げていく。そこに面白さを感じ、野望を持って仕事に取り組める方には、最高の環境だと思います。

現在はWeb小説の刊行が中心ですが、今後はそこに捉われず挑戦していく予定です。純粋に「エンタメ小説が好き」など、動機は何でもOKなので、熱意を持った方のご応募をお待ちしています。