安直ですが、漫画が好きだから、というのが一番大きいです。子どものころから様々な作品に触れる機会があり、その度に揺さぶられ、感動し、影響を受けてきました。小説や映画、ゲームも好きで、それぞれから多大に影響を受けてはきましたが、私にとって最も身近で長く親しんできたのが漫画でした。そんな凄いもののお手伝いを仕事にしたい、という思いでこの業界を志望しました。

漫画家さんからいただいたプロットやネーム等を拝見して意見を言う、が主です。それをよりよい意見にできるよう、日頃から作品のインプットや伝え方の勉強をするようにしています。他、文章を作ったり関係各所の間に入ったりありますが、細々した事務作業以外は、誰かへ何かを伝える、が共通しているので、それが仕事と言えるかもしれません。

漫画家さんが豪邸を建てて遊びに行くのが目標のひとつかもしれません。スーパーカーに乗せてくれるのでもいいです。その為に、ひとつひとつの言葉に責任をもち精度をあげる、描き続けられるようなモチベーションと環境に気を配る、信頼していただけるよう細やかにかつ真摯に仕事をする、そう、日々気を引き締めています。

特に、こうじゃなきゃいけない、とか、こういう人でなければ合わない、みたいなものがない仕事だと思っています。なので、漫画が好きなんだけど漫画編集者って自分には向いてないかもしれない、と二の足を踏んでいる方がいたら、やってみなきゃわからんもんですよ、とだけ。あと、基本デスクワークかつ不規則な生活になりやすい仕事なので、若い皆さんは今の内からしっかり体力つけたりしておくことをおすすめします。皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしております。