2023年 入社
2019年、機械メーカーに新卒入社。2022年に編集プロダクションへ転職し、漫画編集者としてのキャリアをスタート。アプリ運営や他社作品の編集経験を経て、2023年に株式会社ブシロードワークス入社。現在はコミック編集者として約10作品を担当。
中高時代からエンタメが大好きで、漫画に限らず映画、演劇、小説、お笑いなど幅広く楽しんでいました。大学時代、研究に打ち込むあまり、多忙やプレッシャーから一時エンタメ全般を楽しめなくなった時期があったのですが、その時に唯一夢中になれたのが漫画でした。理由は様々ですが、自分にとって漫画が一番自然体で楽しめるエンタメなのだと再認識した経験です。卒業後は機械メーカーに就職しましたが、社会人としてコロナ禍という世の中の大きな変化を経験する中で、「人生何が起こるかわからないからこそ、本当に好きなことをしよう」と思い、大学時代の経験を思い出し、漫画編集者への転職を決めました。
基本は、作家さんが生み出してくださった作品の「第一読者」として、純粋な感想や意見をお伝えすることです。ただ、感想を言うだけでは単なる読者になってしまうので、そこへ「なぜ面白いのか/なぜ違和感があるのか」という論理的な分析と、「こうすればもっと良くなるのでは?」という別のアイデアを添えてご提案するよう心がけています。
一方で、実際の業務では、作家さん以外の関係者(デザイナー、印刷所、書店など)への連絡や、宣伝・告知の確認といった事務作業も大きなウェイトを占めます。ここは皆さんがイメージする「編集者の仕事」と、少しギャップがある部分かもしれません。
明確に「これ!」と決めているわけではありませんが、強いて言えば「社内でより裁量を持って、自由に仕事ができるようになること」が一つの目標です。これは編集者になる前から変わらない、私個人の仕事に対するスタンスかもしれません。 もちろん、そのためにはまず、作家さんと一緒に読者に愛される作品を立ち上げ、ヒットを生み出すことが不可欠です。簡単なことではありませんが、そこを目指して日々奮闘しています。
私自身、この業界に入ってしてまだ日が浅く、日々学びと挑戦の連続です。だからこそ、先輩・後輩という垣根を越えて、フラットに意見を言い合える関係を築いていきたいと思っています。皆さんが持つフレッシュな感性や、「読者」としての素直な感覚は、私たちにとっても大きな刺激になります。ぜひ遠慮なく、あなたの「面白い」を聞かせてください。お互いに刺激し合いながら、一緒に頑張りましょう。
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